sylvainchomet

日本Twitter超微获奖小说

sylvainchomet | 25 十一月, 2010 14:14

 老坟了~主要是最近看新浪微小说看得我整个人都不正常~到处都是耽美狼~腐女满屏!来点清新的~!

 大奖作品

町の小さな郵便局に今週も彼女は現れた。局員たちに水曜日さんと呼ばれる彼女が今日差し出した手紙にはしかし宛名がない。「これじゃ届きませんよ」苦笑しながら顔を上げた彼の目に映ったのは、うつむき加減できゅっと口元を引き結び、真っ直ぐに彼を見つめる真摯な瞳だった。
她每周三都会来这所镇上的小邮局。邮局的人管她叫星期三小姐。今天她又如约而至……“对不起,这样写无法投递的,拿着没有写对方姓名的信封,邮局的小伙子苦笑着抬头看了看她。 只见她微微低着头、抿着嘴,双眸闪烁着热切的目光,紧紧地注视着他。

评委会特别奖作品

幼い頃の事故が元で、妹は3人の人間しか記憶できない。内訳は僕と両親。妹の16の誕生日に僕は言った。好きな人が出来たら、僕を忘れてその人を心に刻め。やだよ、と妹は笑った。翌年のある日、恋人の男と共に現れた妹は泣きそうな顔で僕に言った。「お兄ちゃん。あたし、誰?」
小时候事故的关系,妹妹只能记得三个人——父母和我。在她16岁生日那天,我对她说:如果你有了喜欢的人,就把我忘了、将那个人记在心里吧。
我才不会呢,妹妹笑了。

第二年的某一天,妹妹和她的男友一起找到我,她带着哭腔对我说:哥哥,我是谁啊?


优秀作品赏

12
月の深夜のゴミ捨て場。明日は粗大夢の日。誰もが、ボロボロになった夢を捨てにくる。今夜も、ある男が野球選手になる夢を捨てにきた。やがて一人の老人が現れた。「まだ使えそうだ」老人は大きな袋にその夢を入れた。「どの子の枕元にこの夢を置こうかの」老人はトナカイの耳元に囁いた。
一个初冬的深夜,空旷的垃圾场。明天是丢弃大型梦想的日子。每个人都会到这里来,丢弃自己伤痕累累的梦想。今夜,一个男子来到这里,与他成为棒球选手的梦想诀别。过了不一会儿,一个老人出现了,这个看上去还能使,老人一边将那个梦想装入大口袋,一边朝着驯鹿的耳边喃喃道,你们说,把这个梦想放在哪个孩子的枕边呢?

親指にささくれができた。引いてみると、するする剥ける。指の付け根にたどりつき、手首も肘も剥けていく。首も顔もきれいに剥ける。とうとう全身剥いてしまうと、皮膚は人の形になった。私は急に怖くなる。肉から汗がにじみ出る。皮膚はふわりと立ちあがり、涼しい顔で歩きだす。
大拇指上有一根肉刺,不小心越剥越长,哧溜一下剥到了指根。进而一直剥离手腕、肘部、甚至到了脖子和脸。就这样一直蔓延到了全身,剥离的皮肤成了一个人的形状。我突然感到了恐惧,从肉里渗出汗滴。而皮肤则晃悠悠地站了起来,自顾自迈步走去。


佳作奖

妻がおにぎりを作ってくれた。「何が入ってるの?」「私の気持ちよ」ドキリとした。既に妻との仲は冷えきっていたからだ。これから妻との関係を修復しようと考えていた矢先。中身が空だったらどうしよう。だが、中身は大好物の鮭だった。俺は嬉しくて妻に礼を言おうとしたが、舌が痺れて言えなかった。
妻子给我做了饭团。里面放了什么?”“我的感情哦。我的心猛然一跳,因为夫妻之情早已淡薄如水。正想着如何修复两人的关系,可转念一想,万一里面是空的……还好,饭团里是我最爱吃的鲑鱼。 我开心得很,正想跟妻子说声谢谢,舌头却麻痹了,什么也没说出口。

さんたさんえ。ぼく、ことしわなにもいりません。でも、おねがいがあります。ぱぱとままのゆめのなかえつれてってください。ぼくがてんごくにいってからふたりはないてばかりだから、あいしてくれてありがと、もうなかないでっていいたいんだ。ずっとずっとだいすきなぱぱとままにわらってほしいんだ。
亲爱的圣诞老人。我今年,什么礼物也不要。但是,我有一个请求。请把我带到爸爸妈妈的梦里去吧。 自从我去了天国,爸爸妈妈就一直在哭,谢谢你们这么爱我,请不要再为我哭泣了。我希望我最喜欢的爸爸妈妈能够一直、一直笑着。

さすがに10年も同じ机で仕事していると私物も仕事の物も一緒くた。さて、荷物をまとめるか。うわっ、これフロッピーだよ。大事なデーターかな?出ないボールペンは何本も出てくるし。このお菓子、賞味期限が20世紀だよ。これなんだ?婚姻届?そうだ、結婚しようと思ってたんだ!
10
年都在同一张桌子上办公,这私人物品都跟工作物品混一块儿了。来整理一下吧。
啊,这不是软磁盘嘛,该不会是什么重要的资料吧。还有好几支不出水的笔。这、这糖果保质期是上个世纪咧! 哎,这是……结婚证书?我,原来想要结婚的啊
……

寝たまま死を待つ男は妻に頼む。お前の好きなアロマとやらをやりたい。妻は少し喜び、道具を用意し毎日オイルを補充した。だが、男はそれを焚くことはなかった。男は深夜1人それを飲み続けた。味覚などとうにない。翌年、男は死んだ。火葬場を包んだ香りは、妻以外の参列者も癒した。
男人在床上等死,他跟妻子说,想点支她喜欢的芳香精油。妻子略喜,准备好了道具,每天补充精油。 但是,男人并没有用来点燃,而是每天深夜独自一人偷偷喝掉了。他早已没有了味觉。第二年,男人死了。一阵浓香包围了火葬场,也抚慰着追悼会上除妻子外的人。

立ち止まった彼女の前には、ダンボール 箱に入った捨て猫がいた。連れて帰ろうとする彼女に「家には僕達が暮らす分のお金しかない」と言ったら、「じゃあ、あなたを捨てて、この子を連れて帰るわ。新しい飼い主が見つかるといいわね」と言って、その猫と帰った。残された僕はダンボール箱に入った。
女友停住了脚步,站在一只装有弃猫的纸箱前,想抱回去养。我说,家里只有供我们两人生活的钱;她说,那就把你扔了,自己带着猫回去。祝你找到新的主人哦~”,她丢下这话,跟猫回家了。剩下的我,只好茫然爬进了纸箱。

病室のベッドの上。彼は末期癌だった。 その彼が不意に「明日世界が終わるとしたらどうする?」訊ねられた私は答えられなかった。「そしたら僕はね、明後日まで生き延びてみせるよ」とても綺麗な微笑だった。その夜、彼は息を引き取った。彼は明後日の、その先の世界へ行けただろうか。
病床上的他,已是癌症晚期。
突然他问道:如果明天世界就要完结,你怎么办?,我无言以对。

如果那样的话,我就要拼命活到后天。他笑着说到。

那夜,他就停止了呼吸。 不知道他是否成功到达了后天以后的世界。

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